【銀の匙(サジ)】豚と涙と汗と馬。ゆるゆるでシビアな酪農食育ものがたり:荒川弘

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北海道の農業高校が舞台

都会で受験競争から逃げ出した主人公(高校一年生)が大蝦夷農業高等学校で異色の体験を積み重ね、成長していく物語。酪農高校では、農家の後継ぎや、獣医など将来の実現ために学校に来ている子がほとんどということを知ってしまいます。そんな中で、まだ自分の夢がない主人公は焦ったり、戸惑ったりするんですね。

酪農は体力勝負なので、クラブ活動は運動部のみ、しかも必須。

一年生は全寮制。朝はいきなり家畜の当番で強制的に5時起床。朝飯前の労働は結構ハードなので、朝ごはんがうまい。自給自足の食材なので新鮮、安全、安心なんです。だから、とにかくご飯がうまい。ご飯が最大の楽しみになり、知らず知らず、ごはんしか楽しみがない生活スタイルへ突入。それから授業があって、クラブがあって、22時には消灯。

ものすごく健康的な生活ですね。・・・・遊ぶところがない。遊ぶ力もないのも事実かも。

クラブ活動は必須で全て運動部。乗馬クラブが楽しそう、気持ち良さそう、と入部した主人公は馬のお世話で3年間4時起き確定してしまう。
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お互いの違いの掛け合いが楽しいです。主人公の彼は食肉用の養殖豚に名前つけてしまいます。愛着が湧くから名前をつけちゃダメっていうのが酪農家の常識らしんだけど。そして彼がつけた名前は「豚どん」だった。

主人公の彼が、誰かのために動くんだけど、ドジで不器用だけど積極的という展開がドラマになっています。初めは暗い物語かなという印象がありますが、野性的な酪農家の感覚にグイグイ引きこまれます。「森は食べ物の宝庫だけど自分が餌に成るかも・・・」など。

週刊少年サンデー連載中 時々休載期間あり

アニメ放映 第1期:2013年7月9月 第2期:2014年1月3月

実写版映画 2014年3月

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滋賀県にもあった農業学校

滋賀県立短期大学農業部(草津市)現、滋賀県立大学(彦根市)に合併

この作品を見てるうちに、個人的に酪農に憧れた時期があったことを思い出しました。自分が学生当時に滋賀県にも似た学校があって滋賀県立短期大学農業部(昭和58年頃)に通ってたことを思い出しました。北海道とは違い、規模が小さすぎて忘れてました。(現在は、滋賀県立大学)この主人公と同じく、精神的に八方ふさがりで大阪に居たくない時でした。

学校には、牛、豚、やぎ、鶏が少しいましたよ。実習用で、本格的に販売してなかったので、授業が数時間ありました。子うしの体重測定の実習で、生まれたての子牛でも200kgぐらいあるんだって。当時私が一人で、体重計へ誘導しようとして、押しても引張ても、ピクリとも動かなかった。お尻の近くを押したら、刺激してしまったようで、ボトボトと黄土色で草と泥の塊のような糞が落ちてきました。バケツに2杯くらいあったと思います。恐るべし、子うし。だが、しかし。子うしにしてみれば、怖かったんだろうな。結局、子うしは飼育員さんに引かれていきましたっけ。

あとがき

人生には、思い切って場所(環境)を変えるという選択も、おおいに、ありですね。

「それが、たとえ、逃げであっても、

    逃げた先の出会いが悪い、とは限らないですから。」(銀の匙本文より)

ただし、喰い逃げはダメですよ。・・・人として。

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