隠れテーマ:実は不登校って人生にあんまり関係ないのね
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「バケモノの子」九太は不登校児
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「オオカミの子はオオカミ」不登校でもいいんです。「雨」編
「サマーウォーズ」は大家族の歪み
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大家族の中で「腹ちがいの子」の居場所探し
昔の大家族のなごりが楽しく、人の絆が試されている作品です。その絆に入りきれないでいる者(お祖父さんの隠し子・ワビスケ)が、自ら開発したネットウィルスで、世界をまき込んだネットゲーム戦争を起こしてしまいます。「身内の起こした問題は、身内のハジだ」という感じで、一族総出で立ち向かうのですが・・・・。
・・・ワビスケの歪んだ自己主張な訳です。
ストーリーは、ネットゲームをリアルに反映させる時の噛み合わせが自然で絶妙です。(一部だけみると、一族みんながネットゲーム中の画がちょっと怖い。)また、主人公の女の子のゲーム上での戦い方(諸悪の根源のネットウイルス相手に「花札コイコイ」で勝負を挑むなんて、もしかして、天才?)と、彼女の憧れの変化も、みどころでした。
まとめ
細田氏のテーマの根底には、共通して「家族」ってのがあるんだけど、必ずどこかに「歪み」があるんですね。どこの家庭にも問題はあるということを監督はわかっているのかなあ、なんて思います。だから、共感するし感情移入もするんですね。
特に私が注目したのが「不登校児」。映画で見ると結構前向きな不登校なんですね。バケモノの子の九太は「いつでも挑戦してやる。」とか、オオカミ子どもの雨は「オオカミには学校なんていらねーから」って無言でいってますね。
それぞれの「人生の学び」に対する「積極さ」みたいなものを感じました。