【書評】ゼロ秒思考　行動編　即断即決、即実行のトレーニング

【書評】ゼロ秒思考　　行動編

ゼロ秒思考[行動編]―――即断即決、即実行のトレーニング

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即断即決、即行動しないのは、多くの場合「逃げ」である。

ためらい、迷い、躊躇、逡巡に価値はない。

目次より

第１章　即断即決、即実行はなぜ難しいのか？

第２章　即断即決、即実行を支えるもの

第３章　即断即決、即実行のツール①オプション

第４章　即断即決、即実行のツール②フレームワーク

第５章　即断即決、即実行の実践のポイント

第６章　即断即決、即実行のリスクと注意点

本書は、まず①「頭を整理して」、それから②「仕事をスピードアップした」あとの実践的なコツのノウハウ本として、書かれた第３弾ですね。

　ちなみに、第１弾は、「ゼロ秒思考ー頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」で、第２弾は「速さは全てを解決するー「ゼロ秒思考」の仕事術」です。どちらも９〜１０万部を超えるベストセラーとなっているそうです。

さて、本書の即断即決、即実行は、「猪突猛進」の方法論ではないらしい。なので、考えずに行動することではないんですね。では、どのようにしたらそんな神業とも思えることができるようになるんでしょう。例えば、走りながら考えるとか？周りを見ながら走るとか。やっぱり、コツを知らないと、即コケしてしまいそうに思うんだけど。

全体観をもつこと。

　ポイントとして、「全体観」とい言葉が要所にでてきます。地図でいうと、鳥のように上空から地上を見たときの図（鳥瞰図）のような感覚ですね。全体が見えていれば、概ねゴールの方向がわかっている訳だから、道を間違えても、ルート変更が簡単にできるだろうし、移動方法も臨機応変に対応できるんですね。

では、どうやってその「全体観」という感覚を身につけるのか。ということで２つのテクニックが登場します。その名も「オプション」と「フレームワーク」。

オプションってなあに。

オプションって選択、選択技のこと。訓練によって、選択技の精度を上げていくんだそうです。メモ書きがベースなんだけど、比較、評価、情報集めなどによってどんどん精度を上げていくと答えが見えて来るということのようです。

まとめ

この２つを使って全体観を養うトレーニングの手法が具体的に書かれています。最後の方には、使用上の注意といいますか。リスクと注意点ですね。導入初期にありがち。「仕事の質が下がる」。とか、「考えずに突っ走るメンバーがでてくる」などの注意点を、親切な目線で解説してくれています。

まるで、ひと昔前のクイズ番組さながら、ファイナルアンサーに至るまで、「お助けチーム」や「情報提供チーム」を確保し、代替案など必要に応じた「バックアッププラン」を用意するなど、即断即決、即行動に特化されたノウハウが満載です。ただし、身につくかどうかはトレーニング次第ですが。

第１弾

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

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第２弾

速さは全てを解決する—『ゼロ秒思考』の仕事術

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