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【書評】ルドルフとイッパイアッテナ 2016年8月映画化決定

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猫の世界のものがたり

この作品は結構古いんですね.1986年の講談社自動文学新人賞の入選作ですが、今読んでも全くといっていいほど古さを感じられない新鮮なストーリーです。

主人公の小さな黒猫のルドルフが、魚屋さんに追いかけられ、逃げ込んだトラックで気絶。その間に東京へ流れ着くところから始まります。そして東京で、大きなトラ猫のイッパイアッテナとの偶然の出会いがあり、奇妙なやりとり(ちっちゃいのに、とっても偉そうにしゃべるアドルフとイッパイアッテナの「ししゃも問答」)が勃発します。

東京で「のらネコ」生活

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「ししゃも問答」から後に、イッパイアッテナと行動を共にするようになったルドルフの東京での「のらネコ」生活が始まります。ルドルフにとっては、初めてのことばかり。以外にイッパイアッテナって、教養があるんです。・・世渡り上手というか。顔が広いというか。苦労したって本人が言ってました。

この猫たちの生活圏には、けっこう小学校が出てくるんですよ。大人も小学校なら全員知ってますし、なつかしさを感じるところですね。しかも、図書館なんかもでてくるんだけど25年前とあんまり雰囲気が変わらない。(進歩がないのか、伝統的なのか。)ここら辺が、イッパイアッテナの教養の秘密なんですね。

 

もしも、猫が字を読めて、書けたら・・・どうなるんだろう。「イッパイアッテナは、字が読めて書ける」という異色の設定は、新鮮な驚きでした。人が字を読めなくて、書けなかったらどうなるんだろうということの裏返しかもしれんなあと、かすかに思うところです。

たとえば、ネコが字が読めると、給食のおすそ分けをもらいにいく時、メニューが読めるので、大好物の「肉いりクリームシチュー」の日がわかるっていうこと。生活に直結してるので読者の子供たちにもわかりやすい例えですね。

ところで、人間の君。読み書きどうする? できると便利だよ、できないと大変だよって。ちょっとしたメッセージを言いたかったのかな。

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ネコの世界の友情

ルドルフは、自分が住んでた町に帰りたいのだけれど、町の名前がわからない。覚えているのは3丁目だったってことと、ロープーウェイから見た町の景色だけ。3丁目は手掛かりにならないよと言われ・・・・もうあきらめていたのに。  偶然に気づいてしまった。    帰りたい。・・・・・・・でも。

ここからが、ネコ達の友情ものがたり急展開。クライマックスなのであります。

2016年8月ロードショー決定とのことです。お楽しみに。

ルドルフかわいいっす。僕は本で読んで大満足でした。大人でも楽しめます。

シリーズものとして4冊でてるようなので、ご紹介しますね。

 

ルドルフとイッパイアッテナ
斉藤 洋
講談社
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ルドルフ ともだち ひとりだち (児童文学創作シリーズ)
斉藤 洋
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ルドルフといくねこ くるねこ (児童文学創作シリーズ)
斉藤 洋
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ルドルフとスノーホワイト (児童文学創作シリーズ)
斉藤 洋
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作成者: たのよしさん

56才の元地方公務員。超残業、ブラック職場で40歳代初めにうつ病発症、その後10年間、回復、再発を繰り返し、ついに回復に至ラズ退職。しばらく働けず、生活費、学費、ビジネス塾などで退職金を使い果たす。3年後、いつの間にか回復し、現在残業のない職場に再就職する。60歳を前に住宅ローンが78歳まであるのに気づく。老後なき不自由な日常を脱出すべく、収入源の確保を目指し、ネットビジネスも奮闘中。家族は嫁さんと私立中・高生の2人と犬1匹。最近わかったことは、うつになっても大丈夫、不登校でも大丈夫。焦らず、腐らず、根気よく、上機嫌な毎日を過ごすことがモットーなブログ。

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