(書評)人生に悩んだら「日本史」に聞こう「もうだめだ」は乗り越えられる!
祥伝社
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「夢」を叶える生き方、50才デビュー伊能忠敬
「絆」の紡ぎ方、漂流者ジョン万次郎(本名・中浜万次郎)
名前だけは知っていました。あまり勉強してこなかったので学校で習った知識は薄いです。彼は偶然遭難したんですが、アメリカ船に救助されますが鎖国中の日本に帰れず、しかたなく渡米します。10数年後には日本に帰れたんですが、彼が、当時アメリカで学んだ知識と経験が偶然に日本に与えた影響がものすごい。
薩摩藩藩主、島津斉彬に造船技術を伝え黒船来航であたふたしてる当時にメイドインジャパンの蒸気船をつくる基礎をつくった。また、福沢諭吉に「学問のすすめ」の参考資料を伝授。さらには坂本龍馬に船中八策の情報源としてアメリカの議会制度の知識をつたえた。
こうしてみると、万次郎が遭難していなかったら、確実に歴史は大きく変わっていた。明治維新は大幅に遅たでしょう。日本が植民地になって・・・もしかしたら、がいっぱいですね。
心理学では、物事に「偶然はない」と考えます。「偶然」は意味ある「必然」だと。たったひとりの不幸(遭難)が日本の歴史を大きく変えた。もしかすると、私たちに今、起こっている出来事(災難)も歴史の1ページみたいな出来事なのかもしれませんね。
まとめ
「もうだめだ」は、乗り越えられる。人生は、乗り越えられる「もうだめだ」しかこない。
「もうだめだ」を、乗り越えたとき、待っているのは、夢と使命。
「もうだめだ」を、絶望と思うか、チャンスと思うかは、あなた次第。
「もうだめだ」は、魂が成長するとき、次元が変わるとき。
「もうだめだ」を「待ってました、超ラッキー」と感じると「わくわく」する。
「日本史」は、「人のつながり」で読むと見方が変わる。